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多汗症について
必要以上に汗をかいてしまうのが多汗症ですが、少し昔までは、人よりも緊張しやすかったり、神経質だったりするのが汗をかく原因だと考えられ、気持ちを切り替えられれば汗はかかなくなるとも思われていました。
ところが実際には多汗症の人というのは自宅でリラックスしている時でも、なぜか手のひらから汗がどんどん出てきたり、朝起きたら直後から汗をかきはじめたりするのですから困ってしまいます。
従って現在の見解では、多汗症というのは精神的に緊張して汗がたくさん出るわけではなく、緊張した時に発汗を促進する機能である交感神経が必要以上に敏感なことが原因だとされているようです。
従って、朝目覚めて、ごく普通に交感神経が活動するレベルでも人一倍汗をかいてしまうのです。つまり多汗症は精神的な要因による病気とは必ずしもいえないということで、多汗症の部分的な現象である手掌多汗症もその中に含まれるものです。
ただし、多汗症の背景に病気が関連していることもあります。それは更年期障害であったり、甲状腺機能亢進症、褐色細胞腫などの恐れもあるということで、こうした病気に少しでも思い当たることがある場合は、まずは汗のことも大切ですが、病気に関して医師の診断を受けた方がいいでしょう。
手汗の原因と対策