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薬や食事での治療
手掌多汗症も含めて多汗症の人に効くとされている薬物療法では、直接汗に作用する薬である抗コリン剤の神経遮断薬があります。
これは汗をかくときに交感神経の末端から出ているアセチルコリンという化学物質を止める作用があるもので、もちろん目的に対しては効果があるのですが、手のひらだけではなく、全身にくまなく作用するので口が渇いたり、便秘や胃腸障害などでの副作用が出る可能性もあります。
これの使用を考えるなら、医師と相談して慎重な判断をしてからにするのが賢明でしょう。こうした服薬もいいのですが、食生活の面でも多汗症を抑制方向に導くこともできます。
具体的には、抗酸化食品やビタミンE・B2が効果的だと考えられており、ぜひ普段からこれらを含んだ献立を積極的に選んでください。
抗酸化食品の代表的な食材は、亜鉛を含むドラゴンフルーツ、牡蠣、うなぎ等、アスタキサンチンを含むサケ、マス、イクラ等、アップルペクチンを含むりんご、アリシンを含むタマネギやにら、にんにく等で、ポリフェノールの多い濃い野菜や果物、緑茶や抹茶も多汗症治療に効果的です。
抗酸化食品は身体を老化させるという活性酸を取り除く効果もあるので、健康的に良く、こうした生活習慣と制汗クリームなどを併用して少しずつ手汗を改善していくのもいい方法だと思います。
手汗の原因と対策